小学校で行われた同窓会がリアルサバイバルの戦場に…！！
首謀者みきおが出すお題に、疑心暗鬼と駆け引きを廻る人間の底知れぬ黒さが露わになる、内海八重先生の漫画『なれの果ての僕ら』。
を順番に紹介していきます。
（上の文字を押すとスルスルっと移動します）
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『なれの果ての僕ら』8巻の発売日と収録話数
こちらはまだ公表前でしたので、過去の発売ペースから予想してみました。
◇『なれの果ての僕ら』の発売ペース
- 1巻：2020年4月17日
- 2巻：2020年6月17日
- 3巻：2020年8月17日
- 4巻：2020年10月16日
- 5巻：2021年1月15日
- 6巻：2021年3月9日
- 7巻：2021年6月9日
『なれの果ての僕ら』の単行本は約２ヶ月ペースで発売されているため、8巻の発売日は2021年9月9日と予想されます。
ちなみに、8巻の収録話数予想とのタイトルのまとめです。
| 話数一覧 | タイトル |
| 60話 | 坂本殺しの真相にも迫る？ |
| 61話 | あぶり出されたウソつきは… |
| 62話 | 真犯人の自白が始まる！ |
| 63話 | 坂本殺しの全貌は… |
| 64話 | 早乙女が葉月に感じる恩とは？ |
| 65話 | しびれを切らしたネズが！ |
| 66話 | 未来殺しの全貌は… |
| 67話 | みきお母が乱入！？ |
| 68話 | みきおがネズに遺したものは… |
それでは続いて、気になるネタバレを見ていきましょう！
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『なれの果ての僕ら』8巻の全話ネタバレ紹介
『なれの果ての僕ら』8巻の収録話数は全部で９話分ありますので、順番にネタバレしていきますね！
坂本殺しの真相にも迫る？
のちにネズは、ウソを見抜いたことからあぶり出した未来殺しの犯人について意外だったと言います。
さらに、未来殺しと坂本殺しが同じ線の上で繋がっていたのも意外だったと。
なんと坂本はみきおの共犯者だったらしく…！
犯人は1日目の夜に目を覚まし、顔を洗った帰り道に図書室の口論を耳にしました。
それは坂本が監獄実験について、みきおに詰め寄る声。
我が身可愛さから、石井を犠牲にしたことについて葛藤する坂本。
しかしみきおは、谷口を坂本が呼び出してみきおが殺したことを引き合いに出して、自分たちは共犯者なのだと脅します。
その後図書室を出て屋上に向かった坂本に犯人は声をかけ、二重スパイになってみきおを追い詰めてやろうと持ちかけたとのこと！
しかしその結果坂本を殺すことに繋がってしまったようで…。
あぶり出されたウソつきは…
ネズは早乙女に銃を向けました。
その理由を語るために口を開く委員長。
早乙女が調理実習室の前で見張りをしていた時の証言と、水野がトイレの中を探索した話が矛盾していたのです！
本当はその20分間に何をしていたのか、問い詰めるネズですが早乙女は黙秘します。
ネズはその態度から早乙女が未来殺しの犯人だと断定し、引き金を引こうとしますが…。
その時、別の人間がネズを引き止めます。
その人物は自分こそが犯人であることを自白し…！
真犯人の自白が始まる！
自ら名乗り出た未来殺しの犯人は…葉月でした！
さらには坂本殺しも自分であると言い出します。
葉月は坂本に二重スパイを持ちかけるも、隙を突いて襲いかかられてしまいました。
坂本は谷口が殺された瞬間に高揚感を覚え、もう戻れないことを自覚していたのです。
そして葉月を絞殺しようとし、葉月は抵抗する時にヘアピンを落としていました。
“もし…あの時アレがなければ…死んでたのは私だった…”
壮絶なできごとを振り返り、葉月は話を続けます。
坂本殺しの全貌は…
葉月により坂本の真実が明かされ、教室内に動揺が広がります。
その中でイジメっ子が悪いとはやし立てる及川ですが、周囲は冷たい反応で…。
葉月は化粧を落とす時に大きな髪留めを使っており、それを使って坂本を目潰ししたのだと言います。
そしてよろけた坂本が、運悪く葉月のヒザにぶつかり、目からの大量出血で絶命。
その時の悲鳴を聞きつけ、早乙女が屋上にやって来たのです。
葉月はすぐにみんなに話そうとしましたが、みきおにバレることを恐れて早乙女が隠蔽を決意。
葉月のために尽力しようとする早乙女は、葉月に恩があるのだと言い…。
早乙女が葉月に感じる恩とは？
坂本の目から葉月の髪留めを引き抜いたものの、飾りが一部欠けており…。
坂本の目の中にあると断定した早乙女は、坂本の頭部を消火器で破壊！
坂本の死体を下の階に運んだのは、葉月が一日目につけていたもう一つの髪留めが、屋上に落ちたまま見つからなかったから。
坂本から襲いかかられた時に外れたものの、暗がりで見つけられそうになかったのです。
そこまで説明を聞いた安藤は、この事後処理の違和感に反論の声を上げました！
頭を砕いたり死体を運んだりするのは、あまりにもリスクが大きいはず。
それは全部早乙女が葉月を守るため、女の単独犯に見えないよう細工をしたのだと指摘するのです！
小学生の頃、米山先生にいびられていた早乙女を庇い、真っ向から反発した葉月。
そのせいで葉月はぶたれてしまいましたが、早乙女は葉月の強さに憧れて、自分も強くなりたいと願ったのでした。
その体験が、葉月を庇うために坂本の頭を砕いたことに繋がっている。
水野は委員長と雨宮のこと、山口と相沢のこと、坂本と谷口のことと併せて、この三日間で起こったことは昔の関係に起因しているのだと考え…。
その頃からみきおは自分たちに実験の種を植えつけており、来たるべき時のためにわざと見て見ぬ振りをしていたのではないかと思い当たるのでした！
しびれを切らしたネズが！
未来を殺した理由について、相変わらず銃を構えつつ急かすネズ。
葉月と早乙女の長い話も、警察が来るまでの時間稼ぎだと気付いていたのです。
やむなく葉月は未来殺しについて言及を始めました。
安藤・雨宮と結託し、未来の計画するみきお殺しに加担した葉月。
そのことは早乙女とも共有しており、昨夜21時半の時点でみきお殺害を把握していました。
二手に分かれて脱出口を探すことになった際、2人でみきおの死亡確認へ。
（これでみんな…日常に戻れる）と安堵した葉月でしたが、警察の捜査の手が自分伸びたら日常に戻れないかもとし、ヘアピンを探しに行かなければならないと思い立ちます！
早乙女に階段下の見張りを頼み、屋上へ向かった葉月。
するとそこには、”ネズと顔を合わせるのが怖いの”と言う未来がいました。
人殺しの彼女、それも親友を殺したことで嫌われてしまうかもと、笑って後悔を述べる未来。
葉月は未来を励まし、肩を貸して下へ戻るよう促しますが…。
“どうして坂本くんを殺したの？”と未来に尋ねられます！
坂本のメガネの側に、葉月のヘアピンが落ちていたのを未来が見つけていたのです。
葉月は正直に顛末を打ち明け、未来は葉月に同情を見せました。
ところが”全部話すの”、”私たちのしたこと…”と手を差し伸べられて葉月は…。
未来殺しの全貌は…
話の続きは未来の遺体が安置された調理実習室ですると言い出す葉月！
未来の遺体を見ながらの方が説明しやすいとのことですが…。
するとみきお母が、”もう一つの銃は遺体に隠したのね”と看破しました。
ネズを銃のある場所に誘導し、活路を見いだすつもりだったらしく…。
その話を聞いた誰かが（そうか…そんな所に隠して…何とか取りに行かなきゃ…）と考えます。
ネズは教室にいるままで、未来の最期を話すよう葉月に促しました。
みんなに本当のことを話すよう未来に言われた時、葉月は未来を衝動的に突き飛ばしてしまいました。
すると未来はみきおから奪った銃を落とし…その銃を拾おうとする未来に、葉月の疑心暗鬼が高まってしまいます。
自分を撃つ気なのかと、感じてしまった生命の危機に抗えず。
葉月は未来を蹴り殺してしまうのでした。
みきお母が乱入！？
学校の近くに潜伏していたみきお母は行動開始！
校舎の外で何かを回収し、同窓会の案内看板の裏に仕込まれた端末操作で1分間の罠解除をします。
一方で教室の中では及川がネズに、葉月を早く撃ち自分たちを解放するよう主張！
すると犬飼が及川を殴り始め、水野と梶原が羽交い締めにして止める事態に。
及川が犬飼に突進した衝撃で、みきお母と通信中の端末が落ち、通信が途切れました。
みきお母はそれを気にせず未来の遺体から銃を奪い、教室へと向かっていきます。
及川たちの争いを止めようとする安藤は、桜庭先生にも止めさせるよう頼みますが、桜庭先生は己の無力さに打ちひしがれているだけ。
“もう！しっかりしてよ！先生なのに！”と言われて意味深な表情になり…。
争いの声が鳴り響く教室に、彼らを支配下に置いて実験を引き継ぐ魂胆のみきお母が、銃を構えて突入！
そして銃声が鳴り響き…撃たれたのはみきお母の腹部でした。
ネズは、みきお母が来ることをみきおが教えてくれたのだと言い出します！
みきおがネズに遺したものは…
みきお母が撃たれたのに乗じて、銃を奪おうと飛び出す及川！
ところがみきお母に撃たれて右足を負傷します。
弾かれた銃は桜庭先生の元へ転がり、みきお母は急所を外したのを残念がりました。
及川は痛がり助けを求めますが、誰一人手を差し伸べません。
そして桜庭先生は、ネズが葉月を撃つ気なら自分がネズを撃つと銃を構え…。
“いや…その必要はない”と、ネズは緊張の和らいだ表情で言いました。
ネズはみきお母と話し、みきおの遺書を読んで復讐する気が変わったのだというのです。
昨晩みきお母との通信を終えた後、ネズは端末にネズ宛のフォルダがあるのを発見。
中には動画ファイルがあり、監視カメラを避け屋上で再生しました。
動画はビデオレターであり、ネズがしょーやんに殴られ気絶していた頃に撮られたもの。
みきおは、本来「幼少期に植えつけられた感情から人は解き放たれるのか」を実験したのだと言います。
そのために５年前、知る限りで一番善良な心を持つネズと親友になったのだと。
この動画を見たのならネズはみきおを撃ち、みきおにかけられた「親友」という呪縛を解いたことになり、実験は成功なのだとみきおは無邪気に喜びます。
しかしこの実験は失敗に終わったのが現実です。
水野は、みきおが５年前から実験の準備をしていたことに心当たりがある様子。
ところがみきお母が促し、ネズは話を続けます。
みきおはビデオレターで、みきお母が付近のアパートに潜伏して自分たちを監視していることを伝え、今すぐ逃げるように言いました。
“僕の実験は僕だけのものだ”と満面の笑みを見せるみきおは、母親といえど実験を乗っ取られることを絶対に許さないのです。
最新話のネタバレはこちら！
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『なれの果ての僕ら』8巻の感想・考察
坂本殺しの犯人とは…
ずっと謎のまま残されていた坂本殺しが、ここでようやく注目されることに！
その犯人こそが、みきおが警戒していた乗っ取り犯なのでしょうか？
犯人像について”責任感”が強調されていたこと、これまでの事件との関わりから見て、怪しい人物として浮上するのは葉月。
そう考えてみると、2日目でやけに自虐的な言い回しが目立ったことにも納得がいきます…！
早乙女は真犯人を知っていた？
ウソつき＝早乙女でも、未来殺しの犯人は別にいた模様。
そうなると早乙女は、例の20分間のうちに犯人と接触しており、今回は意図的に庇おうとしていたと考えられます！
坂本殺しもその犯人だとしたら、坂本の死体を運搬するのも早乙女が請け負ったのかもしれず、そうなれば力のない女子も犯人になり得るということに…。
カギとなったのはヘアピン？
葉月のことだから正当防衛だろうとは思いましたが、坂本の意外な本性が明らかに。
坂本が殺害後に頭を潰されたことを考慮すると、ヘアピンで目潰しをしたのかも？
それなら葉月が以降ヘアピンを着けていないのも、屋上に見られてはならないものがあったというのも説明がつきますね。
それなら未来は、屋上に残されたヘアピンを巡って殺されたということでしょうか？
及川が暴走を始める？
凶器はヘアピンではなく、別に所持していた髪留めでした。
しかしそこまで目立つものであれば、未来殺しに繋がるのも納得ですね。
早乙女が葉月に感じている恩というのは、小学生当時に葉月が停職に追い込んだという、問題のあった米山先生と関係があるのでしょうか？
そして悪意ばかりが膨らむ及川が、暴走を始めそうで不穏な空気を漂わせています…！
まだ知らない実験の種がある？
これにて坂本殺しについては全貌が明らかとなりました。
続いては未来殺しについての話へと進むのでしょうが…。
ここで気になるのは、水野がみきおへの新たな疑惑を浮かび上がらせたこと！
未来殺しか、これから起こる殺人に関して、まだ明るみになっていない実験の種が存在するというのでしょうか？
まだ6年2組の闇は深そうです。
未来が実験の乗っ取り犯だった？
罪悪感と日常に戻りたいという切望に苛まれている葉月。
その気持ちが未来への凶行に発展したのでしょうか？
しかしヘアピン一つから、あまりにも鋭い未来の推理が不自然にも感じられます。
本当はもっと前から葉月の犯行を知っていて、わざと揺さぶりをかけたのでは？
言動だってしょーやんの時と言い、故意に人の殺意を煽っているみたいで…。
それはまるでみきおの実験を乗っ取り、人の善性を試しているかのようですね！
銃を奪う気なのは誰？
葉月の生き延びたい、日常を取り戻したいという気持ちから起きてしまった悲劇。
その気持ちをまったく汲み取れずに話を進めた未来にも日があったのかもしれません。
しかしここでもう一つの銃の所在が明らかになったために、誰かの思惑が動き始めます！
銃を奪うつもりなのはみきお母なのか、及川か、それとも他の誰かなのか…。
ネズの復讐の矛先はみきお母？
復讐を果たして事件後は収監されているネズ。
もしかすると、その復讐とは葉月相手ではなくみきお母のことだったのでしょうか？
元をたどればみきお母が唆さなければ、この事件は起きなかったというもの。
これは恋人である未来の、親友であるみきおの仇討ちであり、この先実験の乗っ取りで起きるはずだったさらなる惨劇を防いだことになるのです。
みきおが教えてくれたというのは、「実験の乗っ取り犯」＝みきお母ということでしょうか…？
残る犠牲者１名も気になるところですが、このあたりの真相に注目です！
みきおも呪縛から逃れたかった？
前回から続き、これまでで一番の主人公ムーブを見せてくれるネズ！
たとえ普通とは違っても、ネズとみきおの親友としての絆を感じられてアツい回でした。
「幼少期に植えつけられた感情」というワードから、みきおも解放を望んでいたことが考えられます。
この狂った実験の背景に、みきお母の呪縛が根深く絡んでいるのではないでしょうか？
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まとめ
以上、『なれの果ての僕ら』8巻の発売日と収録話数予想、ネタバレ・感想考察の紹介になります。
では、最後までお読みいただきありがとうございました（^^
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